水彩画の価値を再認識

 エミール・ノルデ(1867〜1956)
 ドイツ生まれ。家具工場で木彫を学んでいたが、やがてスイスで水彩画を描き始める。
ミュンヘンで画家として独立し、色彩を追求し
ベルリン国立アカデミーの会長になる。

作品名 「汽船と海の風景」


 
 後期印象派のような色彩を追求して描いた作品は人々に受け入れられた。彼の絵は具象的ながらそこからさらにシンプルな美を追い求めたダイナミックさが感じられる。晩年はナチスから迫害を受けたが、彼のあくなき水彩画への追求を止めることはできなかった。
 
 美しい水彩画の中に秘められた孤高の孤独や苦しみ。大胆な色使い、幻想的な構図、色のバランスのよさ。見れば見るほど味が出てくる。

電彩アート 山田みち子